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緑の環境プラン大賞「国土交通大臣賞」を受賞しました!

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「しえきのにわ」の拡張計画が最高賞を受賞

 市駅前通り(市道和歌山市駅前線)の歩道に設置している市駅前ストリートガーデン「しえきのにわ」の拡張計画が、(公財)都市緑化機構と(一財)第一生命財団の主催による「第35回緑の環境プラン大賞」のポケット・ガーデン部門にて、最高賞の「国土交通大臣賞」を受賞しました。これは緑豊かな都市環境で育まれる人と自然とのふれあいやコミュニティ醸成、環境保全を目的として、優秀なプランを表彰するとともに、プランの実現のための助成を行うもので、1990年に創設されました。2024年度はシンボル・ガーデン部門と合わせて38件の応募の中から、(一社)市駅グリーングリーンプロジェクトによる本計画が選ばれました。

受賞した拡張計画の概要

 今回受賞したのは、2024年春から設置している、芝生とウッドデッキを中心としたパークレット形式のストリートガーデンを、さらに4ヶ所のエリア(市駅前通りの西側歩道2ヶ所、東側歩道2ヶ所)に拡張する計画です。これらの拡張設置は2025年春までに完了させる予定です。

 天然芝に加え、一部には花壇や果樹(みかん)の植木も組み込み、「緑と憩い」の歩行者滞在空間を充実させるとともに、栽培する果樹の収穫などは地域の子どもたちに関わってもらうことや、ガーデンと一体となった沿道でのマルシェイベント等の開催など、地域コミュニティの交流の場として活用することも想定しています。

 2024年12月16日には明治記念館(東京都港区)にて、本賞を含む「都市の緑3表彰」の表彰式が行われ(第44回緑の都市賞、第23回緑化技術コンクール大賞との合同開催)、賞状の授与や審査委員長からの講評がありました。

以下は、主催者による受賞発表のプレスリリースに掲載された講評内容です。

「和歌山市駅前の歩道に、公民学連携による社会実験として天然芝や花壇、ウッドデッキ等で構成された、緑の潤いと人々の憩いを育む「ストリートガーデン」を設置するプラン。街路景観や歩行者快適性の向上、地域コミュニティの交流促進などにより、和歌山市の玄関口にふさわしい新たな駅前通りの実現が期待できる点が高く評価された。」

拡張エリアの位置図

拡張計画の内容

和歌山市の尾花市長を表敬訪問

 2025年1月15日には、今回の受賞について和歌山市の尾花市長に報告するため、(一社)市駅GGPの谷澤理事長と副理事長・専務理事の5名にて表敬訪問を行いました。尾花市長からも祝福と激励をいただくとともに、今後も和歌山市と連携しながら、「しえきのにわ」の拡張をはじめとする和歌山市駅周辺のまちづくりを推進するための意見交換を行うことができました。

尾花市長との記念撮影(和歌山市役所にて)