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市駅前ストリートガーデン「しえきのにわ」:社会実験を実施しています

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市駅前通りでの社会実験について

(一社)市駅グリーングリーンプロジェクトでは、本年3月より、市駅前通り(市道和歌山市駅前線)の西側歩道の一部(和歌山市元博労町・シャインビルフクシマ前)を活用し、まちを歩く人々が緑に親しみながら憩える「みちの庭」を設置する社会実験を実施しています。

市駅前通りでは、(一社)市駅グリーングリーンプロジェクトの母体となる「市駅まちづくり実行会議」が中心となり、2015年から2017年にかけて、西側車道(北進車線)の一部を歩行者空間化し、天然芝のピクニック広場を中心に人々の滞在環境を生み出すため、「市駅 “グリーングリーン” プロジェクト 〜市駅前通りを緑と憩いの広場にする社会実験〜」を毎年実施してきました。

※2015年〜2017年の社会実験の経緯については、コラム「市駅まちづくり(1)(4)もご参照ください。

市駅前ストリートガーデン「しえきのにわ」について

今回の社会実験では、市駅前通りの歩道を活用し、パークレット形式*1の歩行者滞在空間を設置しています。天然芝の区画(約1.7m×4m)をウッドデッキで取り囲んだエリアを中心に、両側には人工芝を敷きつめ、ベンチやパラソル付きテーブル、プランターを設置しています。休憩や飲食等に、どなたでも自由にご利用いただけます。

今後はさらに植栽や設置物等を充実させ、キッチンカーの配置も検討します。また設置範囲についても、南進車線側(東側)の歩道も含め、段階的に拡張する予定です。

このような緑と憩いの空間を長期間設置することで、植栽などの持続的な維持管理・マネジメント体制を構築しながら、市駅前通りの歩行者空間の魅力向上に向けた機運情勢を図ることを目指します。

*1 パークレット(Parklet)は、道路空間に人々が休憩や飲食等に利用できる仮設的な空間を設置する取り組み。米国サンフランシスコ発祥で、もともと車道の駐車帯の一部に、歩道とつながったデッキ上の土台を設け、椅子・テーブルやプランターなどを置いて人々が滞在できるようにしたもの。近年は国内でも、KOBEパークレット(神戸市)や御堂筋パークレット(大阪市)など、既存の歩道も活用しながら歩行者空間を充実させる取り組みとして導入されています。

社会実験の様子(市駅方向, 2024年6月現在)

社会実験の様子(舟大工町方向, 2024年5月現在)

ストリートガーデン設置計画の模型

ストリートガーデン平面図

設置場所(左)と今後の拡張イメージ(右)

アンケートにご協力をお願いいたします

(一社)市駅グリーングリーンプロジェクトでは、市駅前通りの歩行者空間・緑地の拡充により、まちなかで過ごす人々のライフスタイルを彩り、訪れる人々にとっても魅力的な、和歌山市のシンボルストリートとして再生することを目指しています。行政をはじめとする関係主体と連携し、市駅前の新たなビジョンを提案しながら、将来的なコミュニティ道路化*2を見据え、今回の社会実験を実施しています*3。

ご利用いただいた方は、ぜひ社会実験のアンケートにご回答ください。

【アンケート回答フォームはこちら】

*2 自動車の通過交通(沿道に用のない車両の通行)を抑制し、歩行者の安全性・快適性を重視した道路のこと

*3 社会実験に際しては、令和5年度の和歌山市公共空間等利用促進補助金を活用し、天然芝の設置(緑化基盤材)は京和グリーン株式会社より技術協力をいただきました。現在は令和6年7月末まで和歌山市より道路占用許可、和歌山県警より道路使用許可を得て実施しておりますが、利用状況等を踏まえ順次延長申請を行う予定です。

現在の市駅前通り東側歩道

現在の市駅前通りの眺め(舟大工町交差点歩道橋より市駅方向)

市駅前通りの将来イメージ

■実施主体:一般社団法人 市駅グリーングリーンプロジェクト

■企画:一般社団法人 市駅グリーングリーンプロジェクト / 和歌山大学観光学部永瀬研究室