和歌山市立博物館
和歌山市立博物館は、天正13年(1585)に和歌山城が築城され、城下町和歌山が拓かれてから、ちょうど400年目にあたる1985年11月に開館した歴史系博物館です。和歌山市駅から徒歩約5分で、和歌山の歴史・文化遺産に関する興味深い展示が見られます。
■開館時間 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日 毎週月曜日、祝日の翌日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館) 12月29日~1月3日(年末年始)
■入館料 一般・大学生100円 高校生以下無料(※ただし、特別展期間中は別料金)
※和歌山市発行の老人優待利用券をお持ちの方は本人のみ無料。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方及びその介護人は無料。
※団体(20人以上)は2割引
特別展 : 「紀州の美を統べし殿様 徳川治宝」 令和7年10月25日(土)~12月7日(日)
10代藩主・徳川治宝(1771~1852)は芸術を好み、積極的に振興をはかりました。そのため、治宝やその周辺の人々の依頼を受けてつくられた絵画や、工芸品、彫刻など様々な資料がのこされています。また治宝は社寺への寄進を行い、有職故実を学ぶために絵巻の模写をさせるなど、先人から受け継がれた文物に敬意を払い、保護や継承にも取り組みました。この特別展では、初公開のものを含めた県内の社寺にある資料や、他府県の博物館施設等から借用した貴重な資料を展示し、18世紀末から19世紀前半にかけて治宝を通して展開された、紀州の豊かな文化を紹介します。
■会 期 令和7年10月25日(土)~ 12月7日(日)
○前期:10月25日(土)~ 11月16日(日)
○後期:11月18日(火)~ 12月7日(日)
※前期後期で一部展示入替あり
■入館料 一般・大学生:500円 高校生以下:無料 (※特別展期間中)
※11月15日(土)・16日(日)は「関西文化の日」にちなみ入館無料。
※11月22日(土)は「ふるさと誕生日」にちなみ入館無料。

紀州の美を統べし殿様 徳川治宝
特別展関連イベントが開催されます!
【講座】
⓵10月25日(土)「住吉派の絵画学習―名所絵と物語絵―」
講師:和泉市久保惣記念美術館学芸員 後藤健一郎 氏
⓶11月29日(土)「徳川治宝による下賜と社寺への寄進」
講師:和歌山市立博物館学芸員 新井美那
■定員 : 各回 80名(事前申込不要)
■場所 : 和歌山市立博物館 2階 講義室(要入館料)
■時間 : 各回14:00~15:30
【講演会・研究報告(和歌山地方史研究会との共催)】
和歌山地方史研究会第157回例会
「徳川治宝をめぐる教養と紀州の文化 」
■日時: 11月8日(土)13:30~16:30
■定員 : 80名(事前申込不要)
■場所 : 和歌山市立博物館 2階 講義室(要入館料)
◎13:30~14:50
報告1「徳川治宝が登用した画家たち」
和歌山市立博物館学芸員 新井美那
報告2「紀州藩領内外にのこる徳川治宝の扁額」
和歌山城整備企画課学芸員 伊津見孝明
◎15:00~16:30
基調講演「徳川治宝の文事―絵巻模写と有職故実―」
講師:鹿児島大学准教授 亀井森 氏
【展示解説会】
11月3日(月・祝)、11月23日(日)、12月6日(土)
※各回とも14:00から1時間程度
開館40周年記念講座 令和7年11月1日(土)
「歴代館長のとっておきの話」
■日 時:11月1日(土)13:00~16:00
■登壇者
信愛女子短期大学非常勤講師 寺西貞弘 氏
関西大学非常勤講師 額田雅裕 氏
学習院大学教授 近藤 壮 氏
司会 市立博物館館長 前田敬彦
コーナー展示 :「江戸時代の紀州ときもの」令和7年10月7日(火)~11月30日(日)

紫縮緬地葵紋付松竹梅菊水模様小袖
常設展 資料が語る和歌山の歴史
常設展として原始から戦後復興期に至る和歌山の歩みを6部門に分けて分かりやすく展示しています。
2か月ごとに一つのテーマを決めて資料を紹介する「コーナー展示」や、紀州徳川家に関する資料を展示する「紀州徳川家コーナー」もあります。

館内風景・展示(昔の馬具)

館内風景・展示(昔の民家と道具)

館内風景・展示(昔の広告・機器)

館内風景・展示(昭和家電)